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2人と1匹が、一緒に暮らし始めた頃の物語。
当時書かれたものなので、今とは色々違うところも…。


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【16】


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おにーちゃんの見果てぬ夢とは…?


『世良クンと僕』 【17】


2005年4月15日


世良クンをさわる、なでる、など、
数々の野望を少しずつ達成してきた僕にも、
いまだ成しえない目標がある。

それは、『世良クンを挟んで川の字になって寝る』。
世良クンは基本的に人がいる部屋に一緒にいるので、
(と言うか彼女についてまわるので)
寝るときは寝室に来て、ベッドの中に入る。

それが決まって、彼女の向こう側なのだ。
僕の側に来いとは言わない。
でもせめて、二人の間に挟まってくれてもいいじゃないか。



20070716023443.jpg



世良クンが「入れてー」と枕元にやってくると、
彼女は僕に話しかけるよりもずっと甘い声で「はぁい。どうぞ♪」と
布団を持ち上げて世良クンを入れてあげる。

僕も負けじと、入って欲しい場所の布団を
彼女よりも高々と持ち上げるのだが、
選んでもらえたことは一度もない。



20070716023717.jpg



悔しかったので、とうとう僕は実力行使に出た。
彼女の方に「入れてー」とやってきた世良クンを途中誘拐したのだ。

抱きかかえて布団の中に連れ去り、脇の間にぴったりフィットさせる。
もう片方の手で上から押さえつけ、世良クンに身動きもさせない。
彼女に苦笑されようとかまうものか。

普通の猫はおそらくこんな風に無理強いすると、
必死で引っかいたり噛んだりして脱出を試みると思われる。
そこらへん世良クンはよくしつけられていると言うか
おとなしいと言うか非常に我慢強く、
多少嫌でもつきあってあげなければいけない場合もあると思っているようだ。
爪切りなどもおとなしくさせてくれる優等生である。


僕の脇でおとなしくなった世良クンは、
諦めて眠ったように見えた。
僕も気を許してうとうと始めると、
世良クンはもぞもぞと脱出を試み始めた。

はっと気づいて押さえつけると諦めておとなしくなる。
そんなことを3回くらい繰り返していた。
彼女に呆れられようとかまうものか。


しかし僕の眠気が最高潮になった頃、
世良クンは何度目かの挑戦で見事脱出に成功した。
そしてもう中には入らず、布団の上で寝ることを選んだ。

世良クンはよく布団の上でも寝ているが、
その場合はなぜか必ず僕の上を選ぶ。
重いだけなので、どうも慕われているという感じはしない。
僕の方が体温が高くて温かいからだろうか。


それとも、単に意地悪なのだろうか。


                     つづく



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