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2人と1匹が、一緒に暮らし始めた頃の物語。
当時書かれたものなので、今とは色々違うところも…。


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おにーちゃんの回想…


『世良クンと僕』 【21】


2005年初夏


家へ来た頃の世良クンはかなりかわいい鳴き声だったのに、
最近の世良クンはどうも押し付けがましく低い声で鳴くようになった。

もともと世良クンの鳴き声は、彼女の折り紙つきだった。
彼女の実家で群を抜く可愛さを誇っていた紅一点のフランちゃんに、
顔ではかなわないが鳴き声では張り合える、唯一の猫だったという。


そんな世良クンがなぜか我が家へ来て3ヶ月で、
なんともかわいくない鳴き声になってしまった。

一人っ子になった余裕か、お手本となるフランちゃんがいないからか。



20070813223221.jpg

     おにーちゃんとの関係があまり良くなかったから、かも


なんだかわがままさも増してきたようだ。


ちなみに世良クンはフランちゃんにはたいそう嫌われており、
この小さなお姉ちゃん猫に散々いじめられていたらしい。
ケンカの弱さも折り紙つきの世良クンである。



20070813223637.jpg

                 今は平和な子


こう書いていたら、
フランちゃんがいかに可愛かったかを思い出してしまった。

僕は彼女の実家に2回ご挨拶に行っているので、
猫たちを全員見たことがある。

彼女がかねて自慢していたとおり、
なかなかの美猫揃いであったが、
中でも一番可愛いフランちゃんの、
特別に可愛い顔と声を僕は体験してしまったのだ。


お客さんの僕がなぜそんなに可愛い様子を見れたかというと、
たまたま僕が普段お父さんの座っている席についたことが原因だった。

それまでは近寄ると逃げていたフランちゃんが、
なにを勘違いしたのか夕食の時間になると、
僕のひざに乗ってきたのだ。

普段はお父さんのひざに乗って愛くるしくおねだりし、
刺身をゲットする斬り込み隊長を務めるというフランちゃん。

お父さんの席に座っている僕のひざに乗って、
すごく大きな瞳をうるうるさせて僕を見上げて一声鳴いたのだ。


その可愛い声はとても表現しきれない。
高く、甘く、ハートマークが3つくらいついているような感じだった。


もしあの時、僕に刺身をあげる権利があったなら、
いくらでもあげてしまいたかった。

たとえ猫が苦手な人でも、
あの時のフランちゃんには逆らえないと断言できる。


そして、食卓から刺身がなくなると
あっさりと行ってしまったフランちゃんだった。


じろりと一瞥しただけで、
世良クンをびびらせている様子も目撃してしまった。


女の子って怖い。


                     つづく


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