ようこそ!
2人と1匹が、一緒に暮らし始めた頃の物語。
古い番号のお話は当時書かれたものなので、今とは色々違うところも…。


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眠れぬ夜に思う…


『世良クンと僕』 【69】


さて、寝ようかと思った頃、
外から猫のケンカする声が聞こえてきた。
あぁ、ヤバイ。
世良クンは外の猫の声にはものすごく敏感で
いつも大騒ぎをするんだ。







眠りに落ちた頃に
世良クンの「ギャオオオオオオン!!」って声は
ナイーブな僕の心臓にものすごく、悪い。

あぁ、いつ騒ぎ出すだろう、いつだろう、
ドキドキして眠れないよ、はぁ…。


…なんで騒ぎ始めないんだろう、世良クン。
寝てるのか?寝てて気づいてないのか?
外の猫はずっと鳴いてるのに…。







ごんっ!!

な、何の音??
どうやら隣で寝ていた妻が
そばにある鏡台に頭をぶつけた音らしい。

い、痛そうだったな…。起きちゃうか、かわいそうに…。
ん??


にへら〜♪


寝てる?!寝続けてる?!夢真っ最中?!!

すごい…かなりの音だったのにそのまま寝てるなんて…
しかも幸せそうに夢の中なんて…
強すぎる。尊敬してしまう。感動した!


…気づけば世良クンも寝続けている。
外の猫さんの声もやっとやんだ。
じゃあそろそろ僕も寝るか…。


頭をぶつけても平気で寝続ける妻と、
外から猫のケンカ声が聞こえても寝ていて気づかない世良クン。

我が家で一番神経質なのは、
間違いなく僕なのだろう…。



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昨日の日曜日、冷蔵庫が空っぽだしやっと晴れたしで、
自転車でお買い物に行った。

帰ってくるとあら、世良くんが窓辺でお出迎え。ただいまぁ♪

夫「気づいたらみかがいないから、
世良が探し回ってたよ〜。」


世良「うなー!!」


あ、あらら、怒ってる。


そっか、以前怒られて以来、
買い物にちょっと行くだけでも、世良が寝てても、
ちゃんと言ってから出かけるようにしてたんだけど、
夫がいるからまあいいかと思ってつい、何も言わずに出かけちゃったわ。




「むぅ」

世良くん、ひざに乗りながら怒るの図。
ごめんってばよぉ。




「ホウ レン ソウがなってないよ」

はい、『報告、連絡、相談』、社会人の常識…って、
え、相談も必要なのでしょうか…。



  ↓ 相談したら全部「不可」と言われそうなのですが。


勝手に行っちゃダメ。世良に1票クリック!
こちら地方で雨が降り続いておりますので、
気温は下がったものの世良くんは日々こんな感じ。





暑い日だけでなく、





雨の日もお休みになりがちな世良警備保障。





肉球でご勘弁。



  ↓ サボってます。


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世良くんが、ご近所のおばさまに「トラ」と呼ばれてお返事しちゃった、と書きましたら、
当然のごとく夫は嬉しそうに実験を始めたのでした。




「ん?」


夫「ト〜ラ〜♪」


世良「にゃあ〜!」


「おおっ!返事した!!」


どうやらやはり、普段から「せら〜」と「ら〜〜」って感じで呼ばれることが多いので、
「○ら〜!」と呼ばれたら勘違いするようですね。


「ふはは♪せら〜〜〜♪」


「にゃあ〜」


「トラ〜〜〜♪」


「………………。」


「あれ?せら〜〜〜♪」


「………………。」


「あ、あれ?」


世良くんのお顔が不機嫌になってきました。
からかわれていることが伝わったのでしょう。
名前を勘違いすることはあっても、
からかわれているのに気づかないなんて事は、猫にはきっとありえない。


いいわよ世良、おにーちゃんにはもうず〜っと返事しなくても。




「は〜い」


「そんな〜〜〜!(汗)」



  ↓ からかうべからず。


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